吹き出物を治せる漢方薬!5つを紹介!
1度できてしまうとなかなか治らないのが湿疹や吹き出物。
でも薄着になる季節やパーティなどでも楽しみたい、もしくは結婚式が決まったけどドレスが・・そんなお悩みの方に、改善に優れた漢方薬をまとめてみました。
自分にあった体質と吹き出物の状態で、選び使い分けて綺麗な素肌を手に入れましょう!
本人は気づいていないが意外と見られているのが身体のできもので目立ちます。
普段は服で隠れているから良いけれど・・・
身体の美しさは男性にはほとんど面識がないため、意外と男性も気になり見ているものなんです。
男性にアンケートで聞いたところ、やっぱりキレイな体の肌が好きとの回答が多くありました。
好きな女性にはもちろん素肌とは関係なく好意を抱いているはずですが、体のブツブツを見て愛情が下がってしまった・・・そんな話も聞いています。
体のブツブツなどは、女性の普段の生活を表しているとも言われています。それは、肌は内臓を移している鏡とも言われています。
逆に皮膚に、できものが出来るときには既に体内環境はドロドロで悪い状態です...
■ 日常での主な原因
@食生活の偏りや乱れ
食事では脂質の多い食品をたくさん続けて摂るのは日頃から気を付けましょう。
具体的な食品では、お菓子、アイスクリーム、ケーキ、甘いコーヒー、豚肉、ベーコン、ソーセージ、バナナなどの糖質や脂質の多い食品や、おせんべい、麺類、白米などの炭水化物の多い摂取は、皮脂の余計な分泌を促しますから要注意です。
A入浴での洗い方が中途半端
お風呂での洗い方が不十分だと、古い角質や余分な皮脂が落ちずに溜まってしまいます。
体の後ろの部分は自分では洗いにくいため、特に洗い残しが多い場所です。
また、お湯での洗い流しが不十分で石鹸やシャンプー、ヘアトリートメントなどが落ちずに残ってしまうことによっても原因になります。
Bストレスや神経の疲れ
人間はストレスを感じてしまうと自律神経の交感神経が上になることでアドレナリンが放出され、体内に活性酸素が多く増えたくさんの皮脂が分泌されます。
C女性ホルモンバランスの乱れや不安定
女性は排卵後に黄体ホルモンが多く分泌されますがその結果として体温が上がったり、皮脂の分泌も多くなってしまいます。
結果、排卵が起こり基礎体温が上がる時はとくにニキビができやすい期間と言えます。
■治療の1つとして、ホルモンバランスの乱れを正常にする事!
女性には定期的な月経があるため、どうしてもバランスが乱れやすくなります。
さらに食生活の偏りやストレスにも大きく関係します。
自分では大丈夫と思い、生活をしていると思っていますが、間違っていることが多く、きちんと現実を確認して1つ1つ正しく改善していくことが治療への近道です。
でもそんな簡単に変えられない!
現代人としての仕事や付き合い、食事内容が欧米化した現在では、すぐ簡単に生活や体質を変えられません。
そこで強い味方になるのが漢方薬です!
■漢方薬で体質を改善して吹き出物を治す!!
大地の自然の恵みである生薬を複数種配合して作られた漢方薬は、体の乱れた疲れや体質を改善してくれる優れたものです。これを使うと驚くほど体質が変わる人も!
現代は漢方薬の効果が見直され、各製薬メーカーが、一般の薬店向けにたくさんの種類の漢方薬を発売しています。
その一部を紹介します。
■十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
メーカーによって生薬が違う場合があります!
効能は化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期段階、できもの、じんましん、急な湿疹、水虫などに効果があります。
●配合生薬は10種類
荊芥(ケイガイ)、防風(ボウフウ)、柴胡(サイコ)、桔梗(キキョウ)、川きゅう(センキュウ)茯苓(ブクリョウ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、樸そく(ボクソク)、独活(ドッカツ)
各製薬メーカーから発売しているが、クラシエ、コタロー漢方、建林松鶴堂、三和生薬、剤盛堂薬品などはボクソクの変わりにオウヒ(桜の樹皮)を使っています。
桜皮(オウヒ)には、解毒作用があり、おもに鎮咳、咳嗽(せき)、湿疹、蕁麻疹などに効果があるとされています。
昔の江戸時代の一般民間療法では、桜皮はたくさんに応用され、魚の中毒・蕁麻疹・腫れ物などの皮膚病の治療、さらに、解熱・止咳・収れん薬として使われていました。
冷えや冷え性にも効く、桜皮(オウヒ)
十味敗毒湯に含まれる桜皮はエストロゲンと同じような作用があるので、女性のホルモンバランの乱れが原因のでき物にも効果があると言われています。
皮膚の痛みや赤み、カユミを抑え、腫れや化膿を鎮めます。また、そのように繰り返す体質じたいを改善させます。体力が普通ぐらいの人におすすめの処方です。
抗炎症、解毒作用は優れていますが、体力がひどく弱っていて、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢を普段から起こしやすい人にはあまりおすすめできません。
胃が弱い人や下痢気味、低血圧な人は薬剤師に相談してからの使用が安心です。
■治頭瘡一方(ぢづそういっぽう)
治頭瘡一方は日本で生まれた漢方薬です。
湿疹、くさ、乳幼児の湿疹、かゆみや分泌物が多くあるものの湿疹や皮膚病に使用します。書いてある通り、顔や頭部など上半身の皮膚病に使われることが多い。
治頭瘡一方は日本で生まれて作られた優秀な処方の1つですが、実は販売が少なくあまり出回っていません。
一番販売しているのは扁鵲や肝生を作っている建林松鶴堂から発売しているもので、直営店の上野店か特約店で購入ができます。
●配合生薬は9種類
防風(ボウフウ)、荊芥(ケイガイ)、連翹(レンギョウ)、蒼朮(ソウジュツ)川きゅう(センキュウ)、紅花(コウカ)、忍冬(ニンドウ)、大黄(ダイオウ)、甘草(カンゾウ)
この中の忍冬は「治頭瘡一方(ぢづそういっぽう)」に処方され、解熱、解毒の作用で化膿性炎症に使用されてきました。
その他に連翹、大黄と解毒力の強い生薬を配合した処方なので、化膿しているもの、繰り返しできるもの、痒みや熱があるもの、アトピー性皮膚炎や他に皮膚疾患がある方に非常に効果があります。
赤く腫れて痒みや化膿していたり、上半身にかけて多く強く症状が出ているものに有効です。
体力のある人の顔や、頭部などのジュクジュク、ただれ、かさぶた、痛みやかゆみなどをやわらげ、湿疹の治りに効果があります。
赤い腫れ、化膿や痛みやかゆみ、熱を帯びている時に有効な処方です。
柔らかくじゅくじゅくしていたり、白い膿が出ている時などにも効果的です。普段から便秘がちで赤ら顔の方には特に良いでしょう。
抗炎症、解毒作用は強いのですが、十味敗毒湯と同じく体力が弱い人や、お腹がゆるく下痢を起こしやすい人にはあまりおすすめできません。
胃が弱い人や下痢気味、低血圧、むくみや冷え症の方は薬剤師に相談してからの使用が安心です。
■清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
顔ニキビに効果が高い漢方薬として知られています。
顔や頭部など身体の上に出来た吹き出物にとても有効です。体にできている時にも効果的です。
●配合生薬は12種類
防風(ボウフウ)、薄荷(ハッカ)、荊芥(ケイガイ)、連翹(レンギョウ)、黄連(オウレン)、黄ごん(オウゴン)山梔子(サンシシ)、桔梗(キキョウ)、川きゅう(センキュウ)、白シ(ビャクシ)、枳実(キジツ)、甘草(カンゾウ)
割とポピューラーで主な販売先は、ツムラ、クラシエ、コタロー、JPS、松浦漢方、建林松鶴堂などから発売しています。
ニキビの漢方薬としては薬局、薬店で1番有名な処方かもしれません。
防風は、発散作用をもつ有名な生薬です。
薄荷や荊芥、連翹などにも同じような作用があり、皮膚から病気の原因を発散して治します。
他には、炎症を抑える、黄連、黄ごん、排膿を導く、桔梗など、治療に優れている生薬がたくさん配合されています。
ニキビの中で膿んでいる状態で、触ると痛みがあるもの。中の膿は普通出してはいけません。
顔の熱や炎症をとり、また皮膚病の原因を発散させる効能があります。
そのような働きから、顔の皮膚病、とくにニキビの治療に最適です。
体力のある人で、赤ら顔の人におすすめの処方です。
体力のある「熱・実証」向けの処方です。
逆に冷えの強い「寒証」、体の虚弱な「虚証」の人はおすすめできません。
また、胃腸が弱く、小食、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢などを起こしやすい人は十分に相談してから使ってみましょう。
■桂枝茯苓丸加?苡仁(けいしぶくりょうがん か よくいにん)
体の中に滞った悪く不必要な血(お血)や不要な老廃物を排出してくれる漢方薬。
血行の障害やうっ血を解消することで出来物や、のぼせや冷え症、月経の乱れなどに用います。
●配合生薬は6種類
桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、茯苓(ブクリョウ)桃仁(トウニン)、牡丹皮(ボタンピ)、よく苡仁(ヨクイニン)
炎症している部分が皮下に隠れてしまい、触れるとコリコリとしたしこりがあり紫色になっているもの。
血流が悪いために発生するので、肩こりや頭痛・生理痛が酷くなる人もいる。
顔や胸や、手や足など身体全身の肌のトラブルに使用される。
血行をよく流れるようにして熱のトータルバランスを正常にして、のぼせや冷えを解消し、子宮などの炎症を抑えます。
また、お肌の状態をよく高める効果も期待できます。
男性より女性向けで、体力があり体格もしっかりした赤ら顔の人におすすめです。
体力がある人向けの処方なので、すぐ疲れる人や低血圧やすぐお腹を下す人、冷え症や胃腸が弱い方はあまりおすすめできません。
■当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
当帰芍薬散は、婦人の薬で一番知られている漢方です!
水分の流れと血流をよくして体を温め、貧血症状を解消する処方。
また、全体の痛みをやわらげたり、ホルモンバランスを正常に整える効果もあり、肌荒れの改善におすすめです。
●配合生薬は6種類
当帰(トウキ)、川きゅう(センキュウ)、芍薬(シャクヤク)蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)、沢瀉(タクシャ)。茯苓(ブクリョウ)
色白で冷え症、やせ型で体力の低い人におすすめの処方です。
効果の具体的には、体の疲れ、冷え性、貧血症状、生理不順、生理痛、生理前後のトラブル、便秘
不妊症、むくみ、つまり、頭痛、めまい、肩こり、更年期障害など多くの症状に適応しています。
普段から胃腸が弱く、よく疲れて眠くなったり、血圧が低い、お腹を下すなど体力が低い人に向いている処方です。
安胎薬としても使われており、体に負担が少なく優しいのが特徴です。
触れても痛みは無いもので、プツプツと肌から白っぽく出ているもの。
虚証ニキビに使用される漢方薬は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)です。
膨らみや赤みはひどくなく痛みもなく、茶色っぽくて、貧血と冷え症がとくに現れているときにおすすめです。
漢方薬は効果はゆるやかで時間がかかります。その分副作用も少なく効果が高いのがメリットです!だからこそ心の余裕をもって試してください!
体のいろいろな乱れを1つ1つゆっくりと治してくれる漢方薬は効果が表れるまで時間がかかります。それだけたくさんの時間を掛けて良くしてくれているんだと思い、ゆったりとした大きな気分で服用を続けましょう。
漢方薬のほとんどは、効果が少しずつ表れてきます。薬の種類や個人の症状によって違いますが、効果を実感するには最低でも3〜4週間、本当は1〜2ヵ月くらいは様子をみてください。結果にあせらず、少し我慢強く付き合ってみることが重要です。
■漢方薬で効果が高い人、向いている病気。
漢方薬は人間の生まれつき体の持っている自然回復力や余分な老廃物・毒素を排出する力を自然の力である生薬の力をもって助けてくれるにすぎません。
1週間2週間服用したからといって、漢方薬が勝手に綺麗に治してくれるわけではないので、日々の体のをケアを実行し、食生活や不規則な生活の改善をすることが大切です。
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