マラセチア毛包炎

マラセチア毛包炎とは、病気なの?

 

 

 

■マラセチア毛包炎とは?

 

マラセチア毛包炎とは、色は赤くぶつぶつが毛穴にできる皮膚疾患の病気になります。

 

ニキビと大変似ているので見分けることは困難ですが、全く違う病気です。

 

初期はかゆみはそれほどありませんが、進行するとかゆみが強くなり、さらに痛みがでてしまうこともあります。できる場所は、主にデコルテや肩甲骨、肩や脇の下・腕に発生します。

 

 

■マラセチア毛包炎が発生する原因とは?

 

マラセチア毛包炎とはマセラチア菌というカビの一種が過剰に増殖することで毛穴に炎症を起こします。症状がよく似ているニキビはアクネ菌が増えて活発になることで発生しますが、マセラチア菌はアクネ菌と構造や大きさなども違います。

 

正常で健康な皮膚の表面に存在する常在菌であるため、健康な人でも誰でも発症する場合があります。また皮膚の脂が好物なため、汗が出やすい春〜夏の季節に増えて活発になります。

 

発生の原因は2通りあり、マラセチア菌が皮脂を分解処理した時に炎症を起こす場合と、繁殖したマラセチア菌を異なる物質だと分析し免疫拒否反応が起こった場合です。

 

 

■マラセチア毛包炎の治療とは?

 

 

 

マラセチア毛包炎は基本、薬で治療できる病気です。少しでも思い当たる可能性を感じたら、皮膚科の治療を受けましょう。病院には効果がある抗真菌薬があり、早めの改善が可能です。約1ヶ月から2ヶ月で、ほぼ見た目や症状は解消します。しかし一度完治しても安心は禁物です。

 

皮脂や汗により、皮膚が不衛生になればすぐに再発してしまうので、皮膚科医の指示に従い継続的な治療の対策をすることが重要です。

 

 

■マラセチア毛包炎を防ぐ予防対策とは?

 

マラセチア菌は蒸れた湿気や皮脂が好物です。汗を多くかいた場合やそのまま放置していると、繁殖や増殖がしやすくなるので、早めにシャワーで皮脂を洗い流したり、汗ふきシートや濡れタオルなど、すぐに汗を拭きとったりするなど、常に肌を清潔に保つようにしましょう。

 

特に、梅雨などの高温多湿の季節は、菌の住み心地を快適にし、繁殖や増殖を高めてしまいます。自宅の室内の温度や湿度など、クーラーや空調調整にも気を配ることが大切です。

 

 

マラセチア毛包炎について解説しましたが、マラセチア毛包炎は身体のニキビと間違いやすい病気なので、少しでも異変に気づいたら皮膚科で相談してみましょう。

 

 

 

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