オロナイン　背中ニキビ

 

 

 

顔のニキビにオロナインが効くという事が、女性の間であれば有名な話しですが、
実はオロナインは体の吹き出物にも効果があります。

 

 

 

実際、オロナインの効能の一覧には「にきび」という言葉が記載されているため、体に使っても特に問題はないと思います。

 

しかし、中には効かない、赤ニキビには逆効果などの話しもあります。

 

オロナインとの関係について解説していきます。

 

 

ニキビができる原因

 

 

step1 皮脂が過剰に多く分泌される

 

食事や睡眠、成長ホルモンや乾燥、ストレスなど、様々な原因により皮脂が過剰に多く分泌されます。

 

 

step2 毛穴が詰まってしまう

 

新陳代謝の低下や女性ホルモンの影響で、毛穴の周りの角質が硬くなります。

 

すると、様々な原因で過剰に分泌された皮脂が外に排出されず、毛穴が詰まってしまいま。

 

 

step3 アクネ菌、マラセチア菌の繁殖

 

皮脂が溜まると、皮脂を餌にするアクネ菌やマラセチア菌が繁殖していきます。

 

この状態からニキビができていきます。

 

 

オロナインってどんな効果がある薬？

 

 

 

皮膚の病気には何でも効くイメージがあるオロナインですが、改めて、パッケージに記入されている内容を確認してみましょう。

 

オロナインの効果・効能

 

吹出物/はたけ/やけど(かるいもの)/ひび/しもやけ/あかぎれ/きず/水虫(じゅくじゅくしていないもの) /たむし/いんきん/しらくも

 

 

オロナインの成分

 

主成分は、クロルヘキシジングルコン酸塩液。
殺菌・消毒薬として一般的に多く使われている成分です。

 

 

どんな種類に効果がある？

 

オロナインで治るニキビの種類とは！

 

さきほどの記入の通り、オロナインは殺菌・消毒効果があります。

 

オロナインの効果が一番期待できるのは、アクネ菌やマラセチア菌による炎症を起こしている「赤ニキビ」です。

 

清潔な手や綿棒を使って、患部に軽く塗ってみて下さい。

 

患部が見えなくなるほど厚く塗ると良いという話しも聞きますが、量を多く付けても特に効能に変化はないとのこと。

 

なお、黄ニキビの状態にまでなると、跡が残る可能性が高いので、専門の皮膚科やエステサロンで診て貰いましょう。

 

 

ニキビの種類と段階

 

白：毛穴の中に皮脂がたまり、白く山のように盛り上がった状態。

 

黒：毛穴から出てきた皮脂の先端が黒くなった状態。

 

赤：白や黒ニキビが悪くなり、毛穴の中でアクネ菌やマラセチア菌が繁殖して炎症を起こした状態。

 

黄：赤ニキビがさらに悪化し、炎症がひどくなった状態。

 

 

悪化させる使い方

 

 

 

白・黒ニキビへの使用は×

 

白・黒ニキビは皮脂が詰まっただけの状態で、炎症まではまだ起きていません。

 

そこにワセリン等の油分を含んだオロナインを塗ると、油でさらに毛穴を塞いでしまうことになります。

 

体質やその日の体調によっては悪化させる可能性もあります。

 

オロナイン+絆創膏は×

 

赤ニキビにオロナインを塗って、絆創膏を貼って１日おくと効果的だという話しもあるようです。しかし、これも行ってはいけません×。

 

新鮮な空気を嫌うアクネ菌やマラセチア菌は、湿度の高い湿った状態を好みます。

 

オロナインと絆創膏の二つの保湿では、アクネ菌やマラセチア菌がさらに大繁殖してしまいます。

 

ただ逆説で、ニキビが下着に直接つかないので、そのお陰で治りが早くなったパターンもあるようです。

 

絆創膏ではなく、通気性の良い薄いガーゼを、適度なサイズに小さく切り、軽く被せる程度にしましょう。

 

 

最後に

 

肌質には個人差がありますので、一週間ほど使用してみて改善が見込まれなければ、使用を中止しましょう。

 

オロナインを含め、市販薬等は用法容量を守って使用し、改善が見込めない場合は、跡が残らない内に皮膚科や専門のサロンへ相談しましょう