ニキビの新薬BPOついに発売! 治癒早まり、再発率も低い!
欧米は40年以上前からニキビの標準治療薬で使われ、さらに市販薬にも使われている 過酸化ベンゾイル:BPO」(商品名:ベピオゲル)が、ついに日本でも処方薬として発売された。従来の薬との併用などで、炎症のある部分を早く完治させ、再発も予防する。
重症になると肌に跡(瘢痕・はんこん)が残る場合もある。しっかりと治すためには、早急に専門の皮膚科を受診するのが1番おすすめです。
最近、皮膚科で処方する治療薬が増えて、部分別の悩みに合った薬が選べるようになってきました。
できる原因は毛穴が詰まることで発生します。
最初に毛穴の内部に皮脂などがたまった状態が初期症状です。もともと皮膚にいるアクネ菌などが中で増え続け炎症を起こし、膿うみがたまった状態が「赤ニキビ」だ。
今までは専門の皮膚科でも、治療といえば赤ニキビに対する抗菌剤が一般的でした。
この基本を変えたのが7年前に発売されたアダパレン。ビタミンA様の働きで毛穴の詰まりを取り除き初期の発生を防ぎ、赤ニキビへの流れを抑える。
そして今回新しく加わったのがBPOだ。
深刻な進行症状に対して殺菌効果が期待できるとともに、角質を柔らかくして毛穴の詰まりも解消できる。
BPOとアダパレンは作用メカニズムに違いはあるが、効果の内容はは似ているとの事。
欧米の臨床試験では2つの合剤で症状が早く、改善状態になる結果がでており、深刻な人には2つの併用療法がおすすめだ。
最も大切なのは、治療の継続をすること。
赤ニキビが多く増えているときはは抗菌剤、BPO、アダパレンを使用。5分の1ぐらいに減ってきたBPOとアダパレンの併用治療か、その状態を保つ単独の維持治療を続けていくと肌の状態が変わり良くなります。
維持療法が大切なのは、繰り返しできている人の肌には初期の吹き出物が増え続けるから。しかし、BPOを用いた維持療法では、白から赤への流れを阻止できます。
ここで重要なポイントは、改善したら、すぐに薬をやめてしまう人が多いようです。
乾燥などの副作用はアダパレンよりBPOのほうが少ないので、今まで乾燥が気になって維持療法をできなかった人には効果が高くなります。
効果的なピーリングと抗炎症作用があるBPOは、1日1回洗顔後、約0.5gをできやすいところ全体に、広い範囲でまんべんなく薄く塗るという使い方をする人が多い。
この新しいBPOの登場で、今まで治らなかった悩みから早く解消される人が増えそうだ。
【BPOは耐性菌ができない点も安全・安心】
アクネ菌やブドウ球菌は、普通誰の皮膚にもすみ着いている皮膚の常在菌。抗菌剤を使用すると、やがて抗菌剤が効かない耐性菌ができてしまいます。
耐性菌が増えると、重症な患者にとって重要なのみ薬(抗菌剤)による治療が難しくなり、特に欧米では深刻な問題に。
しかし、BPOではこれまで耐性菌の報告はない。メリットも高くそのため、標準治療薬として推奨されている。
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