背中ニキビ　予防と解決方法

 

かゆいし辛い背中ニキビ！発生原因は？

 

1.ニキビの原因

 

薄着になる夏の季節や、パーティーなどで後ろが開いた服を着たとき、せっかくメイクや髪形が完璧にきまっていても背中にニキビがあると落ち込んでしまいますよね。

 

自分では普段見えにくい部位なので、気づかない間にできているのが辛い悩み。

 

なぜ背中にニキビができるのでしょうか？まずはその原因から確認します。

 

アクネ菌、マラセチア菌ニキビの原因として、「アクネ菌」の存在を知っている人は多いと思われます。

 

顔にできるニキビの原因となるのがアクネ菌ですが、背中も顔と同じで毛穴や皮脂の多い場所なので、アクネ菌の過ごしやすい環境だと言えます。 アクネ菌は「常在菌」と言って、従来人の体に常に住み着いている細菌なので、異例な細菌ではありません。

 

アクネ菌は空気が少なく、脂肪分がたくさんの場所を選んで住み着く菌なので、アクネ菌にとっては皮脂がつまっていて角栓でふさがれて空気が少ない面皰（顔、胸、背中などにできるニキビや吹き出物）の中が最も好む環境です。

 

アクネ菌を増殖さないためには、毛穴を角栓でふさがないようにすることが重要です。

 

もう1つのマセラチア菌は真菌というカビの種類の１つで、アクネ菌と同じく、常在菌の1種です。

 

 

他にも、紫外線をたくさん浴びたり、汗や蒸れやすいような風通しの悪い衣服を着たり、衣服の摩擦など、肌に直接のストレスもブツブツができる原因となります。

 

気づきにくいものですが、衣類用の洗剤や柔軟剤が、自分の肌に合っていない事も考えられます。

 

睡眠不足や偏った食生活などの不規則な生活習慣の乱れも顔の吹き出物と同じく、ニキビを発生させ、さらに悪化させてしまう原因となります。

 

肌が少しずつ生まれ変わる「ターンオーバー」という機能が睡眠不足によってうまく働かなくなり、ニキビができやすい体になってしまいます。

 

また、夜ふかしや睡眠不足や暴飲暴食は、女性ホルモンを乱し、自律神経のバランスを崩しますし、栄養バランスが乱れることも肌にとってはNGです。

 

遺伝毛穴のたまりやすい人や、皮脂分泌の過剰な人などは、もともとニキビができやすい体質の肌だと考えられます。しかし、規則正しい生活やスキンケアを見直すことで、肌を健康できれいに保てる可能性は十分あります。

 

 

洗い方にも重要なのが？赤い背中ニキビはこすらないで！

 

洗い方

 

ブツブツとできたのを見ると、「硬いタオルで強くゴシゴシ洗って削り取りたい！」と思う人も少なくありませんが、強く洗うとさらに悪化することも…！

 

お風呂で洗うときの大事な点も押さえておきましょう。

 

体の上から洗っていくお風呂ではどういう順番で体を洗っていますか？体を洗ってから髪の毛を洗うという人は注意が必要です！

 

せっかく背中を洗った後で髪の毛を洗うと、背中にシャンプーの泡やトリートメントの油分がまたついてしまって毛穴がふさがってしまうことがあります。

 

お風呂では、髪の毛、顔、上半身、下半身の順番での洗い方にしましょう。 また、できるだけシャンプーやトリートメントのすすぎ湯が背中にかからないようにするために、髪の毛を前におろす洗い方もおすすめです。

 

 

 

 

 

スキンケアと食生活も大切

 

 

食事

 

美肌のためには食事と適切なスキンケアが重要だということはみなさんお分かりですよね。では、ブツブツの予防や解消のために、どんな食事内容やスキンケア成分が効果的なのでしょうか？

 

まず食事ですが、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなど女性の美容効果が高いと言われる栄養素を積極的に摂取するようにしましょう。

 

 

それぞれの栄養素にどのような効果があるのか解説します。

 

ビタミンA

 

ビタミンAは「β-カロテン」と「レチノール」の総称で、皮膚を強さを高めたり、細胞の老化を抑えることに効果を発揮します。

 

「β-カロテン」はほうれん草、レタス、にんじん、かぼちゃ、大葉、のりなど緑黄色野菜を中心とした植物性の食材に多く含まれており、「レチノール」は鳥レバーなどの動物性の食材に多く含まれています。

 

ビタミンB群

 

ビタミンB1、B2、B6は皮膚の健康を保つために必要な栄養素です。また、ビタミンB2とビタミンB6は脂肪の代謝を活発にする働きがあるため、皮脂分泌の抑制と細胞の再生を助ける働きをしてくれます。

 

どんな食材に多く含まれているかというと、ビタミンB1は豚肉、レバー、豆類などに。ビタミンB2はレバー、うなぎ、卵、納豆、卵、乳製品などに。ビタミンB6は魚類（特にサバやカツオやマグロなど）、レバー、バナナなどです。

 

このように、「ビタミンBといえばレバー」というぐらい、レバーは美肌に欠かせない良いビタミンB群が簡単に摂れる優れた食品ですね。

 

 

ビタミンC

 

ビタミンCは美白や、疲れの回復に摂るべきと思う印象が強いと思いますが、他にも、細胞と細胞をつなげるコラーゲンを作ったりた、皮膚や血管の老化進行をを抑制するために重要な栄養素です。

 

果物（特に柑橘類やイチゴ、レモン）、野菜（特にブロッコリー、キャベツ、トマト、パプリカなど）、芋類など、たくさんの植物性の食品にたくさん含まれています。

 

ただし、ビタミンCは水に溶けやすく熱にも弱い性質なので、そのまま生で食べることがおすすめです。水につけすぎたり、茹ですぎたりしないことや、できれば蒸す調理法にすると、ビタミンCがたくさん流れでることを防げます。

 

ビタミンE

 

ビタミンEは抗酸化作用があり、脂質の酸化を抑える働きがあります。

 

血中のLDLコレステロールの酸化による動脈硬化の進行も予防できる栄養素です。血行がよくなれば代謝が促進され、ターンオーバーの正常にもつながりますね。

 

ビタミンEはアーモンド、ナッツ類、植物油、魚介類（特にうなぎ、たらこ、青魚、サバなど）アボカドなどに多く含まれています。

 

 

次に、一番気になる吹き出物に非常に効果的だと言われるスキンケア成分について確認してみましょう。

 

本来皮脂分泌の多い背中とはいえ、まったくスキンケアをしないより化粧水などで保湿ケアをすることが美肌には効果があります。

 

以下のような成分が入っているボディ専用の化粧水を使用することをおすすめします。

 

 

ビタミンC誘導体

 

しわやくすみやたるみなどの肌の悩みにも解決してくれるビタミンCですが、ビタミンCじたいを直接肌に塗っても皮膚の奥までは浸透しません。

 

ビタミンCの美肌効果は保ったままに、肌に浸透しやすいように作られたのがビタミンC誘導体です。

 

 

イソフラボン

 

20歳以降に発生するよく聞く「大人ニキビ」は、女性ホルモンバランスの乱れも要因に考えられます。

 

イソフラボンは女性ホルモンと同じような性質や働きがあるといわれており、イソフラボンを含む化粧水がホルモンバランスの正常な調節に関係すると言われています。

 

 

パンテトン酸

 

パントテン酸は肌の働きのターンオーバーを正常化することに必要と言われる成分です。

 

ニキビが発生しにくい肌を維持するためだけでなく、ニキビ跡の色素沈着の予防や改善にも効果が期待できます。

 

 

トコフェロール

 

「トコフェロール」はビタミンEの違った名です。先ほどの食事の栄養素でも解説した通り、ビタミンEは抗酸化作用の働きがあります。

 

また、抗炎症作用もあるため、ニキビが炎症しているときの赤みも抑えられる可能性があると期待されています。

 

フラーレン肌の保護機能を高める働きを持っています。また、フラーレンも抗酸化作用があるため、ニキビの炎症の抑えや、皮脂の酸化による毛穴の汚れや黒ずみも予防する効果が期待できます。

 

 

「@cosme（アットコスメ）」で売れている人気の化粧品・医薬品は？

 

 

アットコスメ

 

背中ニキビに悩んでいる人がどんな化粧品や医薬品で改善をしているか知りたいですよね。

 

そこで「@cosme（アットコスメ）」で売れている人気のの化粧品と医薬品をカテゴリーごとに紹介します！

 

 

 

背中に手がまわらない…そんな人はスプレータイプでケア！

 

スプレータイプ

 

ここまででも解説したように、皮膚を乾燥させると乾燥から肌を守ろうとして皮脂をさらに多く分泌しようとするため、身体も十分に保湿することが重要です。

 

「@cosme（アットコスメ）」で人気の化粧品を紹介しましたが、後ろは自分でケアするのは難しい部位ですよね。

 

簡単で毎日手軽にケアするにはスプレータイプの化粧品や医薬品がおすすめです。

 

ここで、3つのスプレータイプの化粧品と医薬品のボイントと一緒に紹介します。

 

スプレーを逆さにしても使える使いやすさや、背中でもムラなく満遍にケアできるように広い範囲に噴霧できる点は、3つともに共通するおすすめ商品です！

 

 

【背中ニキビおすすめのスプレータイプの化粧品・医薬品はこちら】

 

 

1、DHC　「薬用アクネホワイトニングボディミスト」 　

 

●特徴
ビタミンC誘導体を含めているので、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすの抑制にも効果的が期待できます。

 

無香料・無着色・パラベンフリーです。

 

 

2、エステニー　「薬用ボディミストAC」 　

 

●特徴
ハーバルグリーンの香りで、肌のひきしめ成分（セージエキス、アルゲエキス）や保湿成分（ハチミツ）も配合。

 

ボディソープも用意しています。 　　

 

 

3、ロート製薬　「メンソレータム　アクネス25　メディカルミストb」

 

●特徴
第2類医薬品ですが、香りが爽やか。狙ったところにスポットで塗布できるメディカルクリームや、顔に使用するメディカルローションも用意しています。

 

 

背中のニキビ跡を治すには？なかなか治らないときは皮膚科に行くべき？

 

 

皮膚科

 

知らない間に背中ニキビが跡になってしまった人も多いのではないでしょうか？

 

跡になる前に、まずは色素沈着を抑える化粧品を使用するというのは1つの手段です。

 

また、エステやサロンでもケアを行っていますが、エステは医療機関ではないことから、ニキビに早い効果を期待できる薬剤を使用することができないため、時間がかかってしまいがちです。

 

ただし時間がかかっても、結果は綺麗な背中になる人も多いのが良い点です！

 

皮膚科で顔のニキビやニキビ跡の治療をしていることを知っている人も多いと思いますが、実は背中や二の腕など体のニキビ・ニキビ跡の治療を行っているサロンやクリニックもあります。

 

現在発生しているニキビに対して、美容皮膚科でどのような治療法が人気で選ばれているのかを紹介します。

 

⇒　おすすめの背中ニキビ！専門美容皮膚科はこちらです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、色素沈着してしまったニキビ跡などに対して、美容皮膚科で実績ある治療法をニキビ跡のタイプ別に紹介します。

 

赤みを帯びた炎症タイプ

 

「Vビームレーザー」や「フォトRF」などが有効です。

 

Vビームレーザーは血管の拡張による肌の赤みを解消する治療法です。

 

血管中のヘモグロビンに反応するレーザー光のため、赤いニキビ跡のほか、赤ら顔や赤いあざなやシミやどの治療にも使われています。

 

フォトRFは主にシミ、くすみ、そばかすなどの美容治療で使われている光治療器ですが、毛細血管の拡張を抑えるため、赤いニキビ跡や赤ら顔の治療でも用いられています。

 

 

色素が沈着した症状

 

「ピーリング」や「イオン導入」が使われています。

 

ピーリングは再生を活発にさせることによって色素沈着した部分を改善し、イオン導入は色素沈着の改善に効果的だと言われる成分を肌に浸透させます。

 

 

凸凹のクレーター跡タイプ

 

「フラクショナルレーザー」が主流になります。

 

真皮のコラーゲン生成を活発化させる効果のあるレーザー照射で、クレーター状のニキビ跡のほか、毛穴、傷跡、肌の若返りや美肌効果などにも使用されています。

 

自分には見えにくい後ろ姿だからこそ「吹き出物レス」で美しさを保とう！

 

オシャレの天敵であるボディのブツブツ。一度できてしまうとケアが難しい場所であることも悩みますよね。 まずは作らないために、肌に刺激のかからない衣服や、十分な睡眠、ストレス解消、美肌を保つ食事などを心掛けましょう。

 

また、皮脂の量を最適に保つため、優しく丁寧に背中を洗うことや、化粧水などで保湿をしっかりしておくことも大事です。 それでも繰り返しできてしまう場合やニキビ跡がひどくなる場合は美容皮膚科を受診することもおすすめです。

 

吹き出物、肌荒れ改善のための市販の医薬品もありますが、皮膚科でも内服薬やビタミン剤、軟膏などを処方してもらえます。

 

自分では治せなくなったブツブツには、皮膚科によるレーザー治療やピーリングなどはおすすめですが、やはりこういった治療法は安くはありません。

 

顔だけでなく、普段から体のスキンケアにも気を使って、健康的な生活を心がけましょう！

 

 

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