二の腕ブツブツ、太もも裏ブツブツ、体ニキビ、!3ヵ所の肌荒れケア方法!
生まれつき遺伝的に、体の肌の角質が多く溜まりやすい体質の方がいると言われています。
そんな全身の肌トラブルが多い方は、毎日のこまめな対処法を続けることが一番大切になります。
今の冬前の季節には気づきにくい部分の肌荒れも、春になり、肌の露出が増える季節になると気づく人が多くなります。そして夏までには間に合わず、解消できなかった…という人が多いようです! とくに二の腕、体、脚の裏は見えるようになった途端「こんなところにブツブがあるのは私だけ?と特に気になる部分。
美容皮膚科の先生によると、二の腕と背中、そして太ももの裏側は、肌荒れで悩む人が多い部分ですが、原因はそれぞれ違いますとのこと。
まず二の腕のブツブツは太りすぎや栄養不足が原因という事も言われていますが、本当はどうなのでしょうか!? まずはその原因を解説します!
「二の腕のポツポツとした肌トラブルは『毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)』という疾患です。
生まれつきの遺伝によるそもそもの体質にも関係あると言われていますが、角質が多く溜まって毛穴に詰まることで起こる角質増が主な原因。
また、ビタミンA不足も大きな原因のひとつです。内側からの基本的な対策としては、ビタミンAやβカロテンをたくさん含む食材を摂りましょう。ビタミンAはレバーや卵、牛乳などに、カロテンはにんじんやトマトやパセリなどに含まれています。
それに加えて、体の外側からは角質対策ケアをおこないましょう。尿素入りのクリーム、サルチル酸の入ったワセリンや軟膏、AHAの配合されたピーリング専用の石けんなどを使い、継続的にケアをしましょう。
栄養不足や偏った栄養が原因というのも正解になりますが、改善には角質ケアも必要になります。
二の腕の肌荒れで悩まれて相談に来る人は、10代前半から50代までと、とても幅広いそう!
次に体のブツブツにはどんな原因が?
二の腕とは違って、体のブツブツはほとんどがニキビです。
顔のTゾーンと同じで、ある程度まで年齢を重ねても、皮脂分泌量が多いパーツです。よって、顔と同じようにしっかりケアをしないと、吹出物ができやすく増える箇所なのです。
そのため、ニキビが発生したときは、顔と同じような角質ケアが必要です。
具体的なケアとしては、まずピーリングで不要な角質を取り除き、そこで無くなった皮脂を補うためにたっぷりと保湿します。ボディ用の乳液やクリームでも可能ですが、専用の治療薬を塗ってケアをするほうが効果的です。
なお、見えにくく手入れが届きにくい部分なので、ボディソープや石鹸のすすぎ残しが原因のこともあります。
では最後に、太ももの裏側にブツブツがある原因とは?
お尻の下、太ももの裏側にできるポツポツは『毛嚢炎(もうのうえん)』という疾病です。
毛根の部分の周りに細菌が入ることで起こる炎症で、座る動作で擦れて摩擦が起こるために炎症が酷くなりやすいのが特徴です。
この対策も二の腕と同じで、ピーリングによる角質ケアとクリームでのケアが必要です。もし赤く炎症が発生した場合は、抗炎症作用のクリームを使用してください。皮膚科やクリニックで処方してもらえます。また、座る時間が長い方ほど治りにくいので、症状が軽い人でも普段からマメにケアをするようにしましょう
病院やクリニックに来院する患者さんの多くが、ボディの肌トラブルは治りにくいもの」と半分諦めている人が多いそう。
しかし、しっかりとケアをすれば、改善は出来ますが、継続的なケアをしないとまた戻ってしまうので、日々のお手入れを意識して続けてください。
気になる人は、今の秋や冬の間にお手入れ習慣を身につけて、次の夏には綺麗な美肌を披露してみませんか!
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