皮膚科医が教える　背中ニキビ　デイリーケア

 

 

顔のスキンケアについては、雑誌や専門誌やメディアでも数多くのスキンケア方法が知られていますが、背中ニキビをケアする方法はあまり知られていません。

 

そこで、肌を美しく保ち改善するための日常的なボディケア法を解説します。

 

 

簡単に日常で出来るケア！

 

長い期間や急に悪化した場合は、皮膚科医院を受診して治療するしかありません。しかし、軽い軽度なら、改善する、あるいは予防するというレベルであれば、日常的なケアでも充分な効果が期待できます。

 

 

日常生活の中で実践できる4つのケアを紹介しましょう。

 

 

肌を清潔・衛生的に！

 

 

 

主な原因は、毛穴が角栓で塞がり、内部に溜まった皮脂を食べるマラセチア菌が大量増殖することです。

 

皮膚を不潔不衛生なまま放っておくと、毛穴の詰まり、マラセチアの増殖を自ら手助けすることになってしまうので、衛生面にはマメな注意が必要です。

 

例えば、シャンプーやリンスの流し方が足りないと、頭髪はきれいにすすげていても、身体にはシャンプー成分が残ったままといったケースが考えられます。

 

この場合、シャンプーに含まれるシリコンなどの成分が毛穴を塞いでしまうことがあります。

 

すすぎを完全にすると共に、先に頭から身体の順番に洗って、シャンプーの成分を完全に落とすようにしましょう。

 

また、シーツなど直接肌に触れる寝具が不衛生になっているのも原因になります。せっかく身体をキレイにしても、寝具に付着した皮脂がマラセチア菌を増やしてしまいます。

 

寝具、肌着やパジャマの衛生面についても1度チェックしてみてください。

 

 

紫外線の徹底予防を！

 

 

 

紫外線は角質層が柔軟性を失い硬くなる過角化の原因です。過角化は角栓発生を誘発し、ニキビの発症率を高めてしまいます。

 

強い紫外線は衣服を通りますので「身体は服を着ているから顔だけで充分」などと油断せず、しっかりとUVケア化粧品を使用するようにしましょう。

また、白など薄い色の衣服は紫外線をさらに透過しやすいので、紫外線を吸収してくれる黒いシャツなどがオススメです。

 

 

ストレスを発散する！

 

 

 

人間は強いストレスを受けると、男性ホルモンが優位になります。この男性ホルモンには角栓発生、皮脂の過剰分泌を促す性質があり、ニキビの発生が高い原因になります。

 

そのため、心理的ストレスはもちろん、睡眠不足、疲労などの物理的ストレスも増やす原因になってしまいます。

 

規則正しい落ち着いた生活習慣、運動や趣味などなど適度なストレス発散も、予防するための重要な対策です。

 

 

ビタミンの摂取を積極的に！

 

 

 

防ぐためには、食事の習慣の改善も重要です。

 

普段積極的に摂取したいのは、皮脂の代謝を正常化するビタミンB2、皮膚炎などの炎症を予防するビタミンB6、皮脂分泌を抑制するビタミンCの3種類。

 

ビタミンB2はレバー、うなぎ、大豆などに、ビタミンB6は青魚、プルーンなどに、

 

そしてビタミンCはキウイ、ピーマン、ジャガイモ、ブロッコリーなどに多く含まれているので、是非、積極的に食事に取り入れてみてください。

 

もし、忙しくて食生活から充分な摂取が望めないようであれば、サプリメントなどの栄養補助食品を摂るのも良いでしょう。

 

 

 

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